アイ・メッセージとユー・メッセージ
オオタニです。
私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。
コーチングには、アイ・メッセージとユー・メッセージという言葉のかけ方があります。
どちらも、相手をほめるときに使われる表現です。
ユー・メッセージは、文の主語がYOU(あなた)になっている言い方で、「あなたは〜だ」という表現です。
例えば、
「(あなたは)すごいね」
「(あなたの)字は上手いね」
などです。
アイ・メッセージとは、文の主語が I(私)になっている言い方で、「私は〜」という表現です。
例えば、
「君のあの言葉が、僕は嬉しかった」
などです。
よくほめる人には、ユー・メッセージを使う傾向があります。
ユー・メッセージは、相手を称賛している表現だからです。
しかし、ほめられた人は、「ほめられるほどのことでもないのに」と感じていて、嬉しくないと思っていることがあります。
その称賛が自分の思う評価より低かった場合は、不満を抱くこともあります。
ユー・メッセージには効果もありますが、表現にはくれぐれも注意が必要です。
アイ・メッセージは、自分がどう感じたか、どのような影響を受けたかを伝える言い方です。
例えば、
「えんぴつを拾ってくれて、嬉しい」
「あなたの頑張る姿を見て、私は元気をもらった」
などです。
こちらの思いや見方を伝えるので、言われた本人は、それを否定しようがありません。
相手はそのまま受け入れるしかありません。
アイ・メッセージは、自分の言動や存在を、相手が肯定してくれているということが伝わってくるので、言われた方にとっては、嬉しいほめ言葉になります。
自分の言葉や行動が、相手の役に立ったと知ると、自己肯定感や意欲につながります。
アイ・メッセージは、言った本人が思っていることを伝えるので、相手には受け入れやすい表現です。
アイ・メッセージによるほめ言葉を使うことで、相手の自己肯定感や意欲を高めることができます。
今日は、アイ・メッセージとユー・メッセージについて記事にしてみました。
ありがとうございました。