子どもに目標を達成させるためのコーチング・セッション
オオタニです。
私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。
こんなときに「コーチング・セッション」が効果的 〜学校現場編〜
①学習面や生活面において、次の成長に向けてどんな行動をすべきかを明確にしたいとき。
②学校行事等において、学級全員で一丸となって取り組みたいとき。
③教育相談や進路相談などで、子どもの将来の夢や目標に向けて具体的に行動化させたいとき。
④部活動における大会に向けて、チームとしても個人としても、目標を実現させたいとき。
「コーチング・セッション」の全体像
①望ましい状態を明確にする
行動の向こうには、達成したい目標やなりたい理想像などのゴールが必要です。
目標となるゴールが見えていれば、途中で失敗しても、ゴールまでの道筋を確認して軌道修正できます。
ゴールをもつことは、確かな未来を見ることであり、エネルギーを集中させるために必要なのです。
②現状の確認
今、どのような状態なのかという事実を見直す作業です。
どのように考えているのか、どんな背景があるのかなどを質問して、具体的に現状を捉えるようにします。
③ギャップの分析
ゴールとなる状態と現状のギャップに焦点を当て、どんな障害があるのか、何が必要となるのかを明確にします。
そこから、ギャップを埋めるために、どんな行動をとるべきかを考えます。
④行動の明確化
ギャップを埋めるための行動を考えます。
相手の持っているあらゆるものに目を向けて、質問を通して、活用できそうなもの、行動できることなどを見つけ出します。
その中から、できることを選択して、実際に行動してゴールに向かっていきます。
目標と現状の間のギャップを埋められると感じられると、ゴールに向けた意欲が数段も高まります。
⑤ フォローと振り返り
コーチングの目的は、クライアントが目標を達成することです。
そこで、行動をした後のフォローと振り返りも大切になります。
コーチング・セッションをした後、
「行動できたかどうか」
「行動してみてどうだったのか」
「行動を阻むことはないのか」
などを聞きます。
そして、ゴール、現状、ギャップ、行動に焦点を当てながら、次のコーチング・セッションを行います。
いつもこのような流れでコーチング・セッションが進むとは限りませんが、大事なことは、ゴール設定、現状把握、ギャップの明確化を通して、具体的な行動へと導くことです。
そして、フォローをしっかりすることです。
これらを踏まえて、目標を達成させるよう、コーチングは行われます。
ありがとうございました。