オオタニ先生ブログ

教育×コーチング 教師という仕事は素晴らしい

子どもの人生の主人公は、子ども自身

オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 これからの子どもは、自分で生きていくための力を身に付けていかなければなりません。

 

 でも子どものためと言いながら、子どもの生きる力を奪っていないでしょうか?

 

 子どもができないことを親が代わりにしてあげたり、失敗しないように手を出したりすることは、子どものためにはなりません。

 

 やがて社会に出て自分がしなければならないことは、少しずつでもさせてみることが大事です。

 

 

 発明家のエジソンは、、、

 

 エジソンは小学生の時、担任から落ちこぼれの烙印を押されました。

 

 でも母親は、彼の能力や才能を信じて、機械いじりを止めさせることなく、どんな実験も温かく見守ったそうです。

 

 わが子を信じ、わが子の行動を認めることが、子どもの才能や可能性を伸ばす原動力になります。

 

 コーチング・マインドは、相手を尊重して、信じることがベースです。

 

 コーチングでは、相手を信頼し、「できる人」だと信じて、相手に任せるのです。

 

 全てを任されるということは、自分で答えを見つけて、自分の力で目標に向かっていくことです。

 

 この過程で、課題に向かう力を身に付けていきます。

 

 エジソンは、母親が自分を信じて任せてくれたことが、偉大な業績を残すことにつながったのです。

 

 

 「失敗したらどうしよう・・・」

 

 「痛い目にあったら、かわいそう・・・」

 

 と言った不安や心配があるかもしれません。

 

 でも、子どもの成長を本当に願うのなら、子どもを信じて任せる経験が必要です。

 

 そして、一度任せたなら、

 

 「この子は、絶対できる!」

 

 「この子は、大丈夫!」

 

 と、最後まで信じ切ることが大切です。

 

 ありがとうございました。

 

 

子どもをワクワクさせてみませんか?

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 コーチングでは、コーチはクライアントに話を聞きながら、さまざまな質問をします。

 

 クライアントは質問に答えるために、自分の内側にある考えや思いを探します。

 

 そうするうちに、ゴールまでのプロセスが鮮明になってきます。

 

 

 子どもの学びや成長を図るためには、質問がとても効果的です。

 

 質問することで、子どもは考えます。

 

 まず、質問されることで、自分で考える力がついてきます。

 

 また、自分の考えなので、他人から指示や命令されたものではなく、自分事として、その答えに納得できます。

 

 子どもは、質問に答えながら、自分の思いや考えがはっきりしてくると、ワクワクした気持ちになってきます。

 

 そして、「できる!」という確信に近づくと、今度は行動したくなってきます。

 

 そうやって、子どもを夢や目標に向かわせ、明るい気持ちで進ませましょう。

 

 親や教師がレールを敷くのではなく、子ども自身にレールを敷かせてあげてください。

 

 ありがとうございました。

 

 

 

 

アイ・メッセージとユー・メッセージ

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 コーチングには、アイ・メッセージユー・メッセージという言葉のかけ方があります。

 

 どちらも、相手をほめるときに使われる表現です。

 

 ユー・メッセージは、文の主語がYOU(あなた)になっている言い方で、「あなたは〜だ」という表現です。

 

 例えば、

 

 「(あなたは)すごいね」

 

 「(あなたの)字は上手いね」

 

 などです。

 

 アイ・メッセージとは、文の主語が I(私)になっている言い方で、「私は〜」という表現です。

 

 例えば、

 

 「君のあの言葉が、僕は嬉しかった」

 

 などです。

 

 よくほめる人には、ユー・メッセージを使う傾向があります。

 

 ユー・メッセージは、相手を称賛している表現だからです。

 

 しかし、ほめられた人は、「ほめられるほどのことでもないのに」と感じていて、嬉しくないと思っていることがあります。

 

 その称賛が自分の思う評価より低かった場合は、不満を抱くこともあります。

 

 ユー・メッセージには効果もありますが、表現にはくれぐれも注意が必要です。

 

 

 アイ・メッセージは、自分がどう感じたか、どのような影響を受けたかを伝える言い方です。

 

 例えば、

 

 「えんぴつを拾ってくれて、嬉しい」

 

 「あなたの頑張る姿を見て、私は元気をもらった」

 

 などです。

 

 こちらの思いや見方を伝えるので、言われた本人は、それを否定しようがありません。

 

 相手はそのまま受け入れるしかありません。

 

 アイ・メッセージは、自分の言動や存在を、相手が肯定してくれているということが伝わってくるので、言われた方にとっては、嬉しいほめ言葉になります。

 

 自分の言葉や行動が、相手の役に立ったと知ると、自己肯定感や意欲につながります。

 

 アイ・メッセージは、言った本人が思っていることを伝えるので、相手には受け入れやすい表現です。

 

 アイ・メッセージによるほめ言葉を使うことで、相手の自己肯定感や意欲を高めることができます。

 

 

 今日は、アイ・メッセージとユー・メッセージについて記事にしてみました。

 

 ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもに目標を達成させるためのコーチング・セッション

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 こんなときに「コーチング・セッション」が効果的 〜学校現場編〜

 

①学習面や生活面において、次の成長に向けてどんな行動をすべきかを明確にしたいとき。

 

②学校行事等において、学級全員で一丸となって取り組みたいとき。

 

③教育相談や進路相談などで、子どもの将来の夢や目標に向けて具体的に行動化させたいとき。

 

④部活動における大会に向けて、チームとしても個人としても、目標を実現させたいとき。

 

 

 コーチング・セッション」の全体像

 

①望ましい状態を明確にする

 

 行動の向こうには、達成したい目標やなりたい理想像などのゴールが必要です。

 

 目標となるゴールが見えていれば、途中で失敗しても、ゴールまでの道筋を確認して軌道修正できます。

 

 ゴールをもつことは、確かな未来を見ることであり、エネルギーを集中させるために必要なのです。

 

②現状の確認

 

 今、どのような状態なのかという事実を見直す作業です。

 

 どのように考えているのか、どんな背景があるのかなどを質問して、具体的に現状を捉えるようにします。

 

③ギャップの分析

 

 ゴールとなる状態と現状のギャップに焦点を当て、どんな障害があるのか、何が必要となるのかを明確にします。

 

 そこから、ギャップを埋めるために、どんな行動をとるべきかを考えます。

 

④行動の明確化

 

 ギャップを埋めるための行動を考えます。

 

 相手の持っているあらゆるものに目を向けて、質問を通して、活用できそうなもの、行動できることなどを見つけ出します。

 

 その中から、できることを選択して、実際に行動してゴールに向かっていきます。

 

 目標と現状の間のギャップを埋められると感じられると、ゴールに向けた意欲が数段も高まります。

 

⑤ フォローと振り返り

 

 コーチングの目的は、クライアントが目標を達成することです。

 

 そこで、行動をした後のフォローと振り返りも大切になります。

 

 コーチング・セッションをした後、

 

 「行動できたかどうか」 

 

 「行動してみてどうだったのか」

 

 「行動を阻むことはないのか」

 

 などを聞きます。

 

 そして、ゴール、現状、ギャップ、行動に焦点を当てながら、次のコーチング・セッションを行います。

 

 

 いつもこのような流れでコーチング・セッションが進むとは限りませんが、大事なことは、ゴール設定、現状把握、ギャップの明確化を通して、具体的な行動へと導くことです。

 

 そして、フォローをしっかりすることです。

 

 これらを踏まえて、目標を達成させるよう、コーチングは行われます。

 

 

 ありがとうございました。

 

 

 

怒ったり叱ったりせず、現状を伝える

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 子どもが問題を起こしたとき、怒りますか? 叱りますか?

 

 怒るとは、教師や親が子どもに感情をぶつける行為です。

 

 叱るとは、教師や親が子どもの成長を願って諭す行為です。

 

 怒るという行為は、教育にふさわしくないといえます。

 

 相手の人格を否定したり、過去の話を掘り返したりして、反発を招いたり意欲や自信をなくしたりするような言い方は絶対に避けなければなりません。

 

 自分の行為のまずかったところを理解させて、その後に意欲をもって行動できるように導くことが大切です。

 

 怒らずに叱らずに行動の変容を促す言葉のかけ方として

 

フィードバック

 

 があります。

 

 フィードバックは、出来事に焦点を当てて伝えるので、その行為を評価したり責めたりはしません。

 

 見たままを伝えるだけですが、目標や望んでいる結果とのギャップがわかるので、次の自分の行動を修正しやすくなります。

 

 コーチングを使うと、教師や親の指導が「あまい」とか「生ぬるい」という評価や指摘を受けることがあります。(実際に私はありました。)

 

 しかし、厳しく注意することは、相手の主体的な行動や自律した姿勢にはつながりにくいと思います。

 

 「教師や親に注意されるからやめておこう」というのでは、消極的な態度です。

 

 「注意されたからやる」というのでは、行動が主体的になりません。

 

 コーチングでは、相手を信じて、主体的に行動させるような働きかけを大事にしています。

 

 出来事に焦点を当てて伝えることで、相手に現状を理解させるフィードバックを意識して取り入れてみてください。

 

 ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほめる」と「承認」

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 ほめられるとうれしくなり、やる気が出ます。

 そこで、「子どもたちをほめましょう」とよく聞くことがあります。

 

 でも、、、

 

 ほめることは、絶対的に効果があるものなのでしょうか。

 

 ほめるというのは、相手を称賛することです。

 ほめると、相手の自己肯定感を高めることができます。

 また、やる気や元気が出てきます。

 

 しかし、ほめるときには、気をつけなければならないことが三つあります。

 

 ① ほめることを繰り返していると、ほめられるために行動するという、受け身の態

  度を育ててしまうおそれがある。

 

 ② ほめられないと行動しない、ということもあり得る。

 

 ③ 自分ではほめてもらえると思っているのに、ほめてくれないと不満をもつ。

 

 ほめるという行為は、相手を評価したり称賛したりすることですから、背景に上下関係が存在します。

 

 ほめることは、無意識に上下関係を作り出すことがあります。

 

 もちろん、ほめることを一概に否定しているわけではありません。

 ほめることで、相手がどんどん成長することも多くあります。

 

 小学校低学年は外発的動機づけが有効であり、高学年から中学生になるに従って内発的動機づけが大切になると言われています。

 

 小学校低学年には、ほめることは効果的だといえます。

 

 高学年にはどうすればいいの?

 

 コーチングでは、ほめることはせず、具体的な行動について努力や感謝などを承認で伝えます。

 

 

(例)

 子ども:「毎日2時間、テニスの練習をしています。」

 

 教師:「毎日2時間、練習しているんだね。体には気をつけるんだよ」

 

 

 ここでは、「すごいね」や「えらいね」とは、ほめていません。

 

 もしも、ほめたりすると、それが評価になってしまい、子どもはその評価を意識して練習してしまうことになりかねません。

 

 「2時間練習している」という事実を教師が認める言葉をかけることで、子どもにとっては「先生が見てくれている」と感じることにつながります。 

 

 承認は、相手の具体的な変化や事実を言葉にして伝えるだけですが、相手の心にはすっと入ります。

 

 さらに、それが自分自身ではまだ気づいていないことであれば、うれしさや学びは大きくなります。

 

 承認は、いつでも誰に対しても効果があります。「ほめる」と「承認」の違いを理解して、意識して使い分けてみてください。

 

 ありがとうございました。

 

 

 

 

「宿題、やった?」

 オオタニです。

 

 私は、小学校の教員をしながらコーチングのコーチとして無料セッションを行なったり、勉強会を行なったりしています。

 

 

宿題、やった?

 

 

 この質問、みなさん一度はしたこと、されたことあるのではないのでしょうか?

 

 この質問は「クローズドクエスチョン」と呼ばれるもので、直訳すれば、「閉じられた質問」。「はい」か「いいえ」で答えられる質問のことです。

 

 クローズドクエスチョンは気をつけて使わなければなりません。

 

 それは、聞かれる相手の中に余計な気持ちを引き起こしてしまう特徴があるからです。

 

 「宿題、やった?

 

 という言葉の裏に、相手は

 

 「ねえ、宿題まだやってないんじゃないの?

 

 という否定的な判断を想像します。

 

 こういうタイプの質問は、質問する側の本当の気持ちとは関係なく、相手にプレッシャーをかけてしまう性質があるようです。

 

 

 クローズドクエスチョンに対して、オープンクエスチョンは、相手が自由に話すことのできる質問の形です。

 

 オープンクエスチョンは、

 

 限定質問  いつ、どこ、誰

 拡大質問  何、なぜ、どのように

 

 の大きく二つに分けられます。

 

 特に拡大質問は、相手の気づきを生む質問、相手に自分の頭を使って考えさせる効果的な質問だと言われています。

 

 ただ、拡大質問の三つの中で、「なぜ」だけは、使うときに注意が必要です。

 

 「なぜ」+過去の思わしくないできごと

 「なんでこんな点とってきたの?」という質問は、質問ではなく、詰問になってしまいます。言い訳ではない本当に聞きたい事実を引き出すことはむずかしそうです。

 

 「なぜ」+過去のうまくいったできごと

 「なんでこれがうまくいったんだろう?考えてみようよ!」、これはうまくいった行動を振り返るための効果的な問いかけと言えそうです。

 

 「なぜ」+未来

 「なぜこのテーマで自由研究したいの?」という質問は自由に考えられる質問です。未来に対して「なぜ」を聞かれると、その人の内側で戦略や計画が生まれると言われています。

 

 「宿題、やった?

 

 を改め、

 

 「宿題、どう?

 

 と聞いてみるだけでも、違うかもしれません。

 

 ありがとうございました。